【特別編】 社長と秘書と恋人と

8/11
前へ
/65ページ
次へ
「丸山さん、煽っちゃだめですよ。」 「そんなつもりじゃ…///」 「それなら無意識ですか?余計にタチが悪いですね。」 そう言いながら、狩野は俺を抱えて、リビングのソファーまで運んだ。 「丸山さんは隙があり過ぎるんです。」 「おい//噛み付くなっ、跡残るだろ/」 「わざとです。言ったでしょ。嫉妬してるって。」 狩野の手が俺の頬にそっと触れた。 俺は恥ずかしさのあまり、顔を横に向けた。 「んはっ、耳まで真っ赤。可愛いね。」 「俺は可愛くない!」 「やっとこっち見た。」 「あんまり見るなよ//」 「嫌だ、見る。俺だけの丸山さんだから。」 狩野の目は、俺だけを真っ直ぐ映していた。
/65ページ

最初のコメントを投稿しよう!

50人が本棚に入れています
本棚に追加