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「丸山さん、煽っちゃだめですよ。」
「そんなつもりじゃ…///」
「それなら無意識ですか?余計にタチが悪いですね。」
そう言いながら、狩野は俺を抱えて、リビングのソファーまで運んだ。
「丸山さんは隙があり過ぎるんです。」
「おい//噛み付くなっ、跡残るだろ/」
「わざとです。言ったでしょ。嫉妬してるって。」
狩野の手が俺の頬にそっと触れた。
俺は恥ずかしさのあまり、顔を横に向けた。
「んはっ、耳まで真っ赤。可愛いね。」
「俺は可愛くない!」
「やっとこっち見た。」
「あんまり見るなよ//」
「嫌だ、見る。俺だけの丸山さんだから。」
狩野の目は、俺だけを真っ直ぐ映していた。
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