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13話爆笑銭湯
「①」
ーー野薔薇温泉ーー
「ふはぁー♪いいお湯だねー」
「そうでごさいますね!わたくし溶けそうなくらい熱いですね」
高波と毒川は温泉の湯を浸かり寛いでる。
「喰らえ俺のエクサビーム」
「やりやがったな。俺のおっ……バーストクラッシュを!」
鼻木と真理亜は温泉を浸かりながらお互い湯かけして遊んでいた。
蜜柑は熱さが苦手な猫ジタなので冷水に浴びている。
この温泉は混浴だが水着着用なので安心して入れるのだ。
「はぁ、鼻木達は静かにつかれないのかな?」
「まぁ、まぁ、いいじゃありませんの。賑やかはわたし好きですよ」
夜尻と美冬も会話して浸かる。
途中、真夜の顔に和馬の温泉の湯にかかり、和馬の顔に久々のアイアンクローにヒットして、それを見た真理亜達は爆笑した。その光景を見た忘れ去られた虫男が怪異談を披露するが誰も聞いてなかった。
「②」
とある銭湯浴場。
そこに張り詰めた緊張感で彼ら青年達は脱衣所で服を脱ぎ捨て浴場に入る。
「…………」
青年達は終始無言だった。
そこに頭上から可笑しな人形がぶら下がると1人の青年が爆笑すると、人形から火炎放射器で焼かれてしまう。
そしてそれを見た青年が釣られて爆笑するとその床から落とし穴にハマり、青年の悲痛な叫びが響く。
1人、また1人と爆笑する青年達を爆笑死されてしまう。
そして最期まで1人残った青年は無事に銭湯が浸かることができると、どこからか悲鳴が聞こえた。そして脱衣所に戻り、服装に着替えて退出した後、思い出し笑いで爆笑する。その青年の姿は修道服を着込んでいた。
「③」
鼻木達は温泉をゆっくり浸かった後、各自帰宅した。
両親はまだ仕事だったのでその鍵を開けて帰宅した真夜は誰もない浴室に明かりがついており、シャワーの流れる音がしたの見て、電気の閉め忘れだろうとシャワーと明かりを消した。しばらくしてまた誰もいない浴室明かりとシャワーが再びついて流れるの見て怖くなった真夜はその日部屋で引き篭もるようになった。
ーーとある銭湯ーー
真夜はしばらく自宅の風呂は使わず、近所の銭湯で通うことなったが彼女はまだ知らなかった。この銭湯にはあの世の青白い人達が浸かる銭湯オカルト浴場だったから。
それを知らない真夜は毎日しばらくその銭湯に通うことなった。
爆笑銭湯 完
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