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20 愛を埋めて
柊真は大学での勉強を終えてからも、相良の家に居座り続けた。
組み立て式のベッドが届いたのは突然だった。業者が来たと同時に相良が現れた。
荷物置きになっていた一部屋を片付けながら相良が言った。
「いつかの君と一緒だわ。私も本当は片付けが苦手」
最近は余り着る機会がなくなったと言う女性用の服を広げながら、
「捨てようかな」
と相良が言うので止めた。
「似合ってたから。捨てなくていいよ」
「流行りの服を着たいから。また買うわ」
相良はゴミ袋の山を作った。
その後、その部屋でベッドを組み立てた。
「手際が良いね」
相良が褒めてくれた事が嬉しくて柊真は張り切った。
組み立てが終わり、ベッドマットを置いて、二人でそこに寝転んだ。
「シーツを敷かなくちゃ」
「そうだね……」
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