20 愛を埋めて

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 少し、疲れた。  柊真は瞼が閉じるのに任せた。  仕事に勉強に、落ち着かない日々の、束の間の休息に安堵した。  そのまま眠った。  起きたときに、眠る相良が傍にいたので、その細い体に覆い被さった。  相良は一瞬驚いたようだったが、柊真を受け入れた。  結局のところ、爛れた関係である事に違いなかった。  昔の彼の男たちのように、力で彼を引き留めることは出来そうにない。  柊真からは会いに行かないと決めていた。相良が自ら会いに来てくれる事が重要だった。  今日までずっとそうして来た。   「春さん」 「何」 「これからもずっと俺の傍にいてくださいね」  柊真の言葉に相良が笑った。 「いいね、プロポーズかな、それ」  
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