不思議な先輩?

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「……ですが、それでは仕方がありませんね。職員室にでも行って、余った傘がないかお尋ねしてみましょう」  ともあれ、悔やんでいても仕方がないので仕切り直しです。こんなことなら、普通に私が傘を持ってきておけばあっさり計画達成だったのに、などと悔やんでいても仕方がないのです。ですが、この辺りの切り替えは流石わた―― 「……あ、でも傘はないけど……ポンチョなら二つあるよ」 「なんで!?」 「いや、なんか偶々(たまたま)入ってて」 「どういうこと!?」  そんな誇らしい思考の最中(さなか)、ふと届いた驚きの言葉に目を丸くする私です。いやなんで!? どうなったら起きるのその偶々!! ……うん、ほんとよく分かんないなぁこの先輩(ひと)
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