プロローグ

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「おはようございます! 今日からお世話になります! 森ノ宮あんずです! よろしくお願いします!!」 私が、そう言うと1人の先生が立ち上がる。その先生の前には、私の愛するあと人がいた。あおいきゅんだ。 あおいきゅんは、先生へと頭を下げて職員室を後にした。心なしか、すれ違いざまに睨まれたような気がする。でも、気のせいだと思いたかった。 さっき、あおいきゅんと話していた先生がこちらへと向かってきた。 「あなたが、森ノ宮あんずさんね。担任の花園ひまわりよ。担当教科は、ダンス。よろしくね」 ひまわり先生は、ダンス界のレジェンドと呼ばれた人で、全盛期に突如引退したダンサーだ。そんなすごい人が、まさかこの学校の先生だったなんて。驚きを隠せないが、ほかの先生達もテレビで見た事がある人が大半だった。おそらく見たことない人達は、普通教科の担当だろう。
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