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自己紹介が終わり、先生が出ていくと、ねむ御一行がこちらの方へ歩いてきた。
「森ノ宮さん。初めまして。地下のあなたが芸能科に入れるなんていくら詰んだのかしら?」
ねむがそう言うと、後ろのガヤたちがニヤニヤしている。何、この感じ悪い集団。
「お金なんで詰んでないわ」
私がそう言うと、くもりが私の胸ぐらをつかみ投げ飛ばしてきた。
「痛いわねぇ」
「金を渡さないなら、地下がここに来れるわけないだろ! どんな手を使ったんだ。白状しろ」
「そうよ〜」
リリィは、同調するのみで危害を加えてくることは無かったが、明らかにこちらを蔑むような目で見ている。
そういえば、れいとの姿が見えない。どこに行ったんだろう。
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