学園編①

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自己紹介が終わり、先生が出ていくと、ねむ御一行がこちらの方へ歩いてきた。 「森ノ宮さん。初めまして。地下のあなたが芸能科に入れるなんていくら詰んだのかしら?」 ねむがそう言うと、後ろのガヤたちがニヤニヤしている。何、この感じ悪い集団。 「お金なんで詰んでないわ」 私がそう言うと、くもりが私の胸ぐらをつかみ投げ飛ばしてきた。 「痛いわねぇ」 「金を渡さないなら、地下がここに来れるわけないだろ! どんな手を使ったんだ。白状しろ」 「そうよ〜」 リリィは、同調するのみで危害を加えてくることは無かったが、明らかにこちらを蔑むような目で見ている。 そういえば、れいとの姿が見えない。どこに行ったんだろう。
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