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雨の日の放課後
「………恋愛アプリ?」
その日の放課後、ワタシは、親友の一ノ瀬友佳と一緒に家へ帰る準備をしながら話をしていた。彼女とは幼馴染みで家が隣り合わせなんだけど、しかも、お互いの親同士が兄弟と言う、所謂、従姉妹と言う関係。
小学校、中学校と同じ学校に通い、今年の春を迎えて、同じ高校に通っているんだけれどネェ。高輪女子学園って言う、都内でも珍しい高等学校なんだけど。どんな風に珍しいのかって言うと………。
恋愛は御法度、なんですってぇ!
高校生ともなると、誰かと誰かが付き合ってるって言っても意外じゃないし、中には初体験はもう済ませてるって言う子もいたりする訳で、それが健全な青春時代の筈なのに、どうして、そう言う風になってるのやら?
そんな高校に3年間も通える自信って、こんなワタシにあるのかしらネェ?
って言ってる側から、友佳から『恋愛アプリ』って言う携帯専用アプリの話を聞かされちゃったんだけど。。。
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