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世間で話題の高級感たっぷりのレジャーや極上スイーツに目がない莉乃とは、入社初日から随分と気が合った。
一緒にいるだけで楽しいし、純粋にこの子が大好きだ。
そんな莉乃の同期どうしの会話は……、
「な〜に言っちゃってるんだか。せっかく指名してやってんのに」
「いらないよ!過労死したらどうしてくれるのよ?専属なんてやりたくないから」
「仕事なんだわ。選り好みすんなよ」
「はぁぁ?そもそも、なんで中條君に決められないといけないのよ!」
…………なかなかに手厳しい。
だけど、さすがの中條君。
この程度で、めげるはずもなく………、
「まあまあ、そう言うなって~。なぁ、山内さん、まじで俺とやらない?」
「や、だから…」
「……頼むよ。俺には山内さんしかいないんだわ」
「……っ」
「どした?…ふ〜ん、案外ちょろいな。ときめいちゃったぁ〜?」
「っ、馬鹿じゃないの??そんなわけないでしょ!?それ以上変なこと言うなら、セクハラで訴えるからね??」
「中條、見境なく口説くな。山内さん、どうせ許可おりないから相手にしなくていいよ」
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