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湯船の中でそう呟いて、セレスティアは風呂から上がり、いつの間にか置いてあったドレスに袖を通した。どうせシルヴァンとしか会わないから、とコルセットのないタイプのふんわりしたドレスだったのが幸いして、一人で着ることができた。
(これがコルセット付きのドレスだったら、もう一恥かいてたわね……)
一晩の過ちをやらかしてしまったにも関わらず、意外と落ち着いていられドるのは、相手がシルヴァンだからだろう。
セレスティアとシルヴァンは、特別な関係だった。お互い、異性というよりは、戦友に近い感覚なのだ。散々協力して王子とヒロインに嫌がらせをしてきた。
お互いに「うわぁ」と思うようなことをしているのも、しっかり目撃している。今さら、裸を見られたところで動じることなど何もない。
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