理性あるワーム

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理性あるワーム

「あれだ。すげー数だ。ウジャウジャいるな?この辺りのワーム達は、あの家を狙ってる」 俺は聞いた。 「キョウマ。俺がおかしいのかな?一匹のワームが、大量のワーム達を、触手で攻撃しているぞ?なんなんだ?」 キョウマ達は、空き家の2階から、望遠鏡で覗く。 ミサトさんが慌てて言う。 「2階に人がいるよ!!」 ナオが、望遠鏡を奪い、見る。 「本当だわ!!!!小さな子供だよ!!!!カーテンから、外見てる!!!!」 キョウマが、考えている。 俺は、言う。 「助けないといけないぞ!!!!キョウマ。いい案あるか?」 キョウマは、俺を見て、答えた。 「…………仮説が合っているなら」 「なんだよ?言えよ?」 キョウマは、答えた。 「あのワーム、恐らくだが、理性があるな。しかも、子供を守ろうとしているぞ。おそらく、母親だろうな。感染者だが、僕達の言葉、理解出来ると思う。さて、どうするかな?」 ナオが、キョウマの胸ぐらを掴む。 「早く、教えてよ!!!!」 「慌てんなよ。クソ生徒会女。ちょっと待て。準備してくるから。お前ら、ワームの群れを見なくなったら、救助してこい!!あのワームは、理性があるはずだ!!!!」 キョウマは、急いで外に出る。 キョウマが出て数分経った。 「なにしてるんだろ?キョウマ君」 「分からないが、あいつは、結果を残すから。大丈夫だよ」 「ま、まあ。確かにね!!」 そんな話しをすると、外から、大音量の音楽が流れた。 望遠鏡を見る。 ワームの群れが、音楽のする方に向かう。 「キョウマがやったな!!行くぞ!!」 俺たちは、生存者を助けに行く!!
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