溺愛と束縛の狭間に

5/8

2人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
彼と言い合いしている時、不動産屋さんがやってきた。 この家を契約する時に担当してくれた青年だ。 その人は、契約してない彼が一緒に住んでいることを指摘した。 私は彼と別れたくて、私が許可してないのに家に勝手に住みついて迷惑している、と伝えた。 不動産屋さんが、彼に言った。 「あなたを罪に問うことができる。訴えられたくなければ、今すぐ荷物をまとめて出て行け」と。 彼が出て行ってくれた。 私は涙を流しながら不動産屋さんに感謝した。 そのうえ、この人は別の家を提供すると言ってくれた。 なぜなら、今は彼を撃退できたとしても、今後また彼が来る可能性が高いからだ。 すごくありがたかった。 と、同時に頼れる大人のいい男に見えて惹かれた。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加