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さすがに想像していなかった
２月初旬
「席替えの席、今回はこうなりました。」
スクリーンにばっと映し出される座席表。私の名前は・・・
一番廊下側の後ろから４番目！！！
奈津菜
「（端っこきた～～！！！最高！！！）」
ルンルンで移動した先は新たな始まりを迎える場所でもあったのかもしれない。
横は、水城だった！
神の席だった。すごくうれしかった。前は優菜だし、うしろは、るの。
これほどいい席はないのではないかと思っていた矢先・・・
なんと斜め後ろに東真がいた。
いや・・・なんの罰ゲーム？？総合の時に地獄味わったばっかりなんですけど。
なんで苦手な人近くなの。女子メンバーがこんなにいい子たちなのに・・・
いったいここでどうやってうまくやれっていうの？勘弁して・・・
思わず漏れた「また？」という言葉。周りのみんながすごく
「なにがなにが？」と聞いてきたけど、さすがに答えることはできなかった。
でもいいや、わたしは水城と幸せにまったりこの席で生活してればいい。
水城
「おぉ～奈津菜じゃん！！やった～」
奈津菜
「うちもうれしい～、よろしくね！」
お互いハイタッチして、軽くおしゃべりもして…
これからがほんとうに楽しみになってきた。
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