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手紙の内容
しかし事件は約２週間後に起きる。
英語の授業のときだった。
潮音先生
「みなさん、もうそろそろ２年生の英語の学習も終わりです。
ということで、一年間の思い出を振り返ってそれを手紙にしてほしいと
思います。」
みんな
「・・・」
秋雨
「だれあてに書くんですか？」
潮音
「普段意外と関わりが少なそうな斜めの人でいきましょう！」
奈津菜
「はっ・・・？（ってことはつまり・・・東真じゃん！！！）」
東真
「はっ・・・？お前には書くことなさすぎ」
奈津菜
「それはこっちのせりふです」
水城
「奈津菜・・・東真のこと苦手なの？」
奈津菜
「さぁね・・・秘密」
潮音先生
「では、書いてください！」
わたしは、大会で成績がすごく良かったことを書いた。
思い出も出来事もないわたしはそれぐらいしか書くことがなかったので、
自慢っぽいかもしれないけど一生懸命書いた。
と思ったら・・・
向こうはなんとその大会の成績を残した種目？競技名？のことについて
書いてきた。それは学校から出す大会じゃなくて他のところから出す大会
だったから、みんなだれもしらないことだった。
「うそっ・・・書くこと間違えたかも・・・」
そうつぶやいたとき・・・
「へぇ〜…まぁ…おめでとう」
と言われた。しかも東真に。そんなことある・・・？
えっ・・・
あの東真だよ？なんで？どうして？
「ありがとう・・・」
ただこの一言で返すしかなかった。
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