奇跡すぎる誤解釈

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奇跡すぎる誤解釈

奈津菜は 「「風鈴の 音が響いてる 古都京都」」と書いた。 だから 「「風鈴の 音が響いてる 古都京都(ふうりんの ねがひびいてる こときょうと)」」 と発表した。 だが・・・翌日 国語の教科担当の藍沢先生が 「えっと、奈津菜さんの作品、非常に良かったです!  字余りが入りつつもリズムが良く、更に古都京都と見ていても聞いていても  心地よく感じるような言葉選びをしていてとてもいいと思いました。」 と言った。 奈津菜 「(字余りなんて…そんな器用なことわたしやったっけ?)」 藍沢先生 「書かれた句を詠みます。 「「風鈴の 音が響いてる 古都京都(ふうりんの おとがひびいてる こときょうと)」」 奈津菜 「(あれ?風鈴の音(ね)じゃなくて音(おと)って読まれてる!?  そりゃ字余りになるわ。でも風鈴の おとがひびいてる 古都京都のほうがわんちゃんリズム良い気がする…(笑)どんな奇跡やねん)」 東真 「お前、なんかちがくね…??’’おと’’じゃなくて’’ね’’じゃね?」 奈津菜 「(やっぱばれてますよね〜〜!!!!)  まぁ…でもなんか評価上がったっぽいしいいかなって」 東真 「お前、ずるっ」 奈津菜 「ずるいんじゃなくて運が良かったんです〜〜!!」 東真 「はっ?だるっ」 奈津菜 「うるさいです〜センスない人は黙っててください」 東真 「勉強のセンスない人は黙っててください〜」 奈津菜 「うわ、、、出た」
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