プロローグ

2/2
前へ
/31ページ
次へ
もとはと言えばただのクラスメイト。 つい3年前くらい前までどうってことない存在だった。 つい1年前くらい前まで嫌いな存在にすらなっていた。 だというのに・・・ なぜこんなにも今・・・ わたしにはわからない。けれどたぶん気になっているのだと思う。 たったそれだけのことなのに。わたしは一回一回心臓に悪いことが起きる度に 感情が揺さぶられる。辛いようなうれしいような感覚だったのだ。 あなたはどうですか?そう聞ける日がいつか来たらいいかもしれない。 いくら調べても調べれば調べるほどわからなくなる、脈ありサイン。 人の数だけ性格のタイプが存在するのに脈ありサインなんてあてになる はずもない。ただの偶然のサインなのか、すべて見据えたうえで わざとやっているのか、気のせいなのか、巧妙な手口で手のひらでわたしを ころがそうとしているのか。これらを見破るために動き出す。 「遠回しで巧妙な策略を見破る」果たして証拠は揃うのか。 いいや、証拠は見つけて見せる。
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加