🔹️水辺にいたのは…🔹️

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あたし 天美 空 (あまみそら) 「な、に…は、はなしてぇ… ぐ、ぐるじぃ…っ」 なんとか、声を振り絞る…っ そしたら…ゆっくりと 離して、地面に下ろしてくれた。 ルリアシ様 「ぁ…はぉ…しゅぴぃ…///」 あたしは、後退りしていた… あたし 天美 空 (あまみそら) 「ひぃ…!」 ルリアシ様が、近づく… ルリアシ様 「ま…ッ!」 腕を伸ばしてきたから 急いで、自分ちの裏庭に走ったんだけど ものすごい、スピードで追いかけてくる! あたし 天美 空 (あまみそら) 「ぎゃああ!来ないでぇ!」 ふと、カサカサとした足音が止んで 振り向くと…ルリアシ様は、もういなくなっていた。 遠目に見える水辺の深い所に 青い影が、ぬるぬる入っていくのが見えて あたしは、ひと安心する… ああ…びっくりした ルリアシ様って、オオムカデだったんだ… 足を奪って水辺に引き込むって 噂があったから、身構えちゃったけど。 すごい力で抱き締められただけだったなあ… いつの間にか夕暮れで裏庭の窓から 家の中に入り鍵をかけて、カーテンを閉める。 来ないで!って叫んだ時 チラッと見えた、ルリアシ様の顔… なんだか、寂しそうだった気がする。 めちゃくちゃ、しゅぴしゅぴ 言われたけど…どういう意味だったんだろ? まあ、いいや…あたしは、お風呂に入り パジャマに着替えて、今日はもう、寝ることにした…
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