心の原風景なのかもしれまガリッぺんぺ

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祖父は医師で昔のX線を浴びていた為子供が出来ない身体でした。結核病棟にいたと聞いています。 祖母は武家の出で裕福な家庭だったので母は養女で大切に育てられました。 鳥かごで育った母はレースをしながら整備士をしていた自由に生きる父と出会い私を身ごもりました。 ですが父が逃げたので私は祖父母の財力で私生児としてこの世に生まれました。 私「ほお、それはすごい。」 私「医師、武家の血筋、養女、いいとこのお嬢様の大冒険、私生子」 祖父母は母に親の資格が無いと言い、母は一人家を出ました。 母が何度か家に来たのを覚えています。 『ままねぇちゃん』 私は母をそう呼んでいました ママとは呼ばせないようにそう教えられていたそうです。 ままねぇちゃんが来た時、私はとても嬉しかったのを覚えていますが、2歳頃の話だそうです。 きっと私の一番最初の母の記憶です。 私「切なさと愛しさとが混じりあう思い出ですねホロリ」 私「日付変わったけど大丈夫ですか?」
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