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第二話 一番星救済と歌姫救済と。
転生したのは良いものの……
直哉「空からじゃねぇぇよ!何で豪邸にスポーンしてんだよ!」
甚爾「何でだ?」
真衣「何かスポーン位置固定されたらしい」
oh……
直哉「それじゃ確認しに行きますか。」
まずは推しの子世界に行こう。
そう思った矢先屋根が落ちてきて埋まりかけた。
何故、Elsが屋根に載っていたんだろう?
それはさておき推しの子世界へLet's GO!
さぁ着きましたアイがいるマンションに。
立地の確認のために下を見渡していると、
黒いフードを被った男がこのマンションに入って来るのが見えた。
何やら不穏な雰囲気を感じるが、俺は別の違和感があった。
(見える!先の未来が見える!)
その先の未来を見た時にアイが刺されるのが見えた
そうこうしている内に、男の姿が見えなくなっていた。
マンションの中に入ったのだろう。
俺も早く下に降りなければ。
直哉「そういえば、下に降りるドアってどこに……あ、あったわ」
すぐに俺は下に降りるための階段を降りていった。
エレベーターもあったのだが、まあそこは念の為ということで。
(いったい何を考えてんだアイツ………ん?)
よく見てみると、男の手には花束を持っていた。
一見贈り物のように思えたが、もう一方の手を見てそれは間違いであると確信した。
男の手にはナイフがあった。
そこから先は想像しなくても分かることだ。
その時……
『どうした?我が身大事さに見殺しか?』
声が聞こえたがまさかな?
『それともあれは間違っていたのか?』
また声が聞こえるな。
『自分の過去から逃げるのか?』
逃げるわけがないだろ!
『ならば契約だ。我は汝、汝は我
汝、己が双眸を見開き、今こそ発せよ!今こそ我が名を呼べ!』
直哉「伊弉諾大神!」
ジョーカーと同じ仮面を取って叫ぶ
白ラン姿に"金の環の大太刀"を装備した外見をしており、他のペルソナにはない荘厳さを兼ね備えているペルソナイザナギが彼のペルソナである。
ストッ
???「?!」
直哉「これは何だ?」
???「死ねぇ!」
直哉「メギドラオン!」
一撃で男の上半身を分かれさせた
死体は片付けておこう
直哉「これでよし。あとは検察官が来るまで待つか。」
ガチヤ
???「はーいどちら様……」
直哉「あ……」
???「き……」
直哉「き?馬鹿、声を出すな。」
???「♡☆#ΘΣф∀%」
慌てて口元を押さえさせた。
甚爾「直哉か。何だその死体は?」
親父の台詞を引用するか。
直哉「何でって……あーそう言うことか。厄介ファンは俺が殺した。」
???2「ママ?」
???「ルビー、来ちゃ駄目。」
今、あのちびっこがママって言ったぞ。
そのちびっこが俺を見るなり衝撃の一言を発した。
???2「パパ!」
甚爾「は?」
直哉「んなわけあるかー!」
甚爾「嬢ちゃん、今なんて言った?」
俺が父親なわけ……
???2「パパはパパでしょ?叔父さんは誰?」
/(^o^)\
甚爾「あーそう言うことか。息子の事ね。つーかお前の後ろに居る奴は、誰だ?」
そう言えば言ってなかった。
直哉「実はさペルソナが覚醒したんだよね。」
甚爾「お前がか。」
後で話すとして……
直哉「とりあえず盗聴器があるかもしれないから引っ越そうか、B小町アイドルの星野アイ。ちびっこが俺をパパって言ってるから遺伝子検査をしないと。」
アイ「ルビーが?」
直哉「うん。遺伝子検査で血縁が繋がっていたなら仕方ないけど……」
ちびっこ(ルビー)の血液と俺の血液を遺伝子検査機関に送ったところ数日で答えが来た。
甚爾「マジか……」
直哉「どうやら種バンクが俺の物を使ってたらしい。あの駄女神がぁぁぁぁ!」
天照「へくち……誰かが噂をしてたような。」
そんなことはさておき父親となってしまった俺は途方に暮れていたもののキリがないため双子の世話をすることになった。双子が寝てから俺は格納庫の方へ行く。
格納庫に誰も居なくなったことを確認してから休む。
俺は予知夢をよく見る。その予知夢は
???『きりちゃん!きりちゃん!しっかりして!』
???『調....あたしこんな所で死んじゃうんデスかね.......』
???『そんな事言わないで!きっと誰かが助けてくれるから!』
場面が変わり燃える研究所……
???(私の前にはネフィリムがいる。今日はネフィリムを起動する実験が行われました。しかし、制御する事ができず暴走してしまい研究所が燃えてしまいました。私は皆さんを助ける為にこの「アガートラーム」を纏い絶唱ぜっしょうによるベクトル操作で休眠状態に戻そうとしています。ですが、目の前に立つと怖くなって声が出ません。皆さんを助けたいでも怖くて歌えません。お願いです。誰か皆さんを......私を助けてください.........)
その夢が終わり……直哉は目が覚める……
直哉「やはりか……悪しき者には終末は訪れる。」
漆黒の12枚の翼を広げアメリカへと旅に出た。
アメリカにある研究所、ここは米研究所FISと呼ばれる場所。今一人の少女が歌おうとしている・・・
マリア「セレナ!!やめて!!」
セレナ「・・・姉さん・・・・」
セレナと呼ばれる少女はアガートラームと呼ばれる聖遺物を纏い、彼女は今暴走している完全聖遺物ネフィリムを止めるべく、エネルギーベクトルを操作する絶唱を放つために歌っている。
燃え盛る研究所・・彼女にとっても時間がないのはわかる・・・その後ろでは自身の姉、マリア・カデンツァヴナ・イヴとナスターシャの二人が彼女を止めるために叫ぶ。
マリア「セレナ・・・セレナ!待って!!」
セレナ「姉さん・・・ネフィリムを止められるのは私と私のシンフォギアだけ・・・だから私は行くよ・・・姉さんとマムは生き残っている人たちを救うために・・・」
マリア「セレナ!!」
だが燃え盛る炎がマリアの行く手を阻んでしまい、セレナの元へ行くことができない状態になってしまった。
マリア「セレナああああああああああああああああああああああああ!!」
セレナside
姉さん、ごめんなさい・・・止めるためとはいえ・・私は絶唱を使わないといけない・・・だからどうか姉さんは生きてください・・・私の分まで・・・
私は目の前にいるネフィリムを見て・・怖くなってきた・・・
セレナ「・・・・・・・・・・」
それでも私は覚悟を決めて絶唱を歌おうとする時・・・ネフィリムが私に攻撃をしてきた。
セレナ「!!」
私は絶唱をするために動けない状態になっていた・・・
セレナ「いや・・・嫌だよ・・・死にたくない・・・よ・・姉さんたちとまだ・・・・いたいのに・・・・誰か・・・・」
誰でもいい・・・助けてほしい・・・・お願い・・・
セレナ「助けて!!」
その時、光の光条がネフェリムを貫いた。
私が空を見上げると……
???「これだからネフェリムやノイズは下らない……パラダイスロスト!」
漆黒の翼を持った男性が居た。
セレナSideout
直哉「やはりネフェリムか。」
ん?声がするな
???「助けて!」
なるほどな。絶唱で倒そうとしたのか。止めておけ……
直哉「これだからネフェリムは下らない……パラダイスロスト!」
オーバーキルしたか。だが……
???「来ないで!」
直哉「怖がることはない……む?!」
ライオットジャベリンでネフェリムの息の根を止めてから近づく。
直哉「ここに居たら危険だ。少し眠ると言い。」
???「zzz……」
お姫様抱っこしてから我が家へ帰還する。
甚爾「帰ってきたって……マジか、子供を拐ってきたのかよ。」
直哉「少し恐慌状態になってたから睡眠針ってスキルで寝かせた。この子の場合は心理的外傷ストレスが出てるから心のケアを頼むよ親父。」
甚爾「コイツがか。」
ちょっとどころじゃないよ!
真衣「直哉と私が面倒見る。」
何でさ!
甚爾「頼んだ。」
やれやれこれから大変になりそうだ。
あの後、女の子が起きたのだが
???「来ないで!」
真衣「暴れない!」
思ってた以上に手こずっている。
直哉「落ち着け!怖いのは俺も同じだ。誰だっていつ死ぬか不安になるよ。それは君だって同じだ。少し落ち着いてから話そう。」
???「……」
落ち着いたか。
冷緑茶を出して飲むように勧める。
直哉「粗茶だけどこれで許して。」
???「ありがとうございます。」
落ち着いてきた頃を見計らい俺達は彼女に質問する。
直哉「俺は伏黒直哉だ。でこっちが姉の真衣。」
真衣「よろしく。あなたが恐慌状態になってたから連れてきたのよ。名前は?」
???「セレナ。セレナ・カデンツァヴナ・イヴ。」
直哉「アメリカの研究所で絶対唱しようとしたな?」
そう問うと答えが帰ってきた。
セレナ「はい。」
直哉「やっぱり……それと聖遺物は没収な。」
セレナ「何でですか?!」
直哉「ちょっとなシンフォギアとは別の力があるからその訓練をする。異論は無しだよ。」
???「いやはや主人は心が広いですな。」
直哉「イゴールか。」
彼はイゴール、ベルベットハウスの執事だ。
イゴール「おやおや、あなた様も兆しが見える。ここはまずタロットを引かせてもらいましょうか。」
まずイゴールが引いたのは愚者のタロットカード
イゴール「どうやらたくさんの出会いがあるようですな。次のカードはふむ、愛ですか。」
セレナ「愛?」
イゴール「ええ。どうやらあなた様は主人と結ばれるようです。最後のタロットは……」
最後のカードは塔だった。
イゴール「あなた様はこれから無数の試練が訪れるでしょう。」
無数の試練だと?どんな試練何だろう。
そんなことを思案していると目の前に純銀の機体があった。
モビルスーツはあったにはあったがアストレイではなかった。モビルスーツハンガーに佇んでいたのは銀色の装甲を有しドラグーンの装備はないもののストライクに似た装甲配置には心当たりがあった。
それはモビルスーツ、名はアカツキ。
原作知識では確か完成はしているものの搭載しているビームを反射できる装甲、ヤタノカガミが完成していないために地上のオーブにあり一機しか存在しないはずのモビルスーツだ。
ではなぜここにアカツキによく似たモビルスーツが・・・?と思っていたがどうやら二機保存されているようだ。ドラグーンに張られているマーキング漢字は八咫烏だった。
イゴール「どうやら客人はイレギュラーのようだ。」
セレナ「何ですか!?その格好」
格好を指摘されて見てみると
真衣「その格好って……」
ペルソナ伊弉諾之大神と同じ格好をしつつ顔に角の付いた仮面が顔にあった。
腰には鞘に収まった刀が。衣装は2通りあることが分かったところで確認する。
直哉「怪盗の姿か。」
セレナに至ってはノワールの衣装と同じだった。
直哉「イゴールこれからもよろしく頼む。」
イゴール「はい。またお越しをお待ちしております。」
さてとこれからはどうするか。
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