あの星へ

1/1
前へ
/1ページ
次へ
あの星へ、この文字は届いているだろうか、届いてくれていたらなんてうれしいことか、 私は先ほどエデンを追放されました。なにをしたかって? 何もしてません、何もどうも、こうも、していないのです。 見当もできないのです。 そういえば、蛇が何か言ってきたような気がしますがあまりに不謹慎なことをいうので、火あぶりにして食べてしまいました。あまりおいしくはなかったですね。 食べた後、私は神に何か食べたかと問われ、はい、神に歯向かう、蛇を食べたと伝えたところ。激高し今日は桃を食べ十字を切り寝ろと言われたのでその通りにしたのです。異変があったのはその次の日からでした。 天使様が下りてきてくださったのです。 そのお美しい姿に私はよだれが出るのを我慢するのがやっとでした。 天使様は私に「何か変なことはあったか」ときかれましたので、私は、何時も通り『食事』を済ませたころだと説明しました。 そしたら、天使様は奇怪な目を私に見せた後、エデンの園を立ち退きました。 その後ろ姿と言ったら、それはもう、お美しくて、お美しくて、あぁ思い出すだけで腹が鳴ってやみません。 どうしましたかそんなに怖い顔をしてまるで蛇が人を食ったみたいな、まさかまさか、えぇそんなことわあり得ません。 あのエデンの園で、人が蛇を食うことはあるとしても、蛇が人を喰らうなんて あるわけがないのですよ。 えぇ、気づかなければいいのですよ。 私は暴食からあなったを守ったと評価してくださってもいいのですよ。 【強欲のヒト】 それでは、
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加