君と一生分の恋をしたい。

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__そのまま中一になり、母とあまり話さなくなった頃。 私は離婚の件で、なんの会話で喧嘩していたの、と聞いた。 そうしたら、母は激怒した。 「なんの話よ!!私はあの日のこと、ずっと忘れたかったのに!!あんたが今、離婚の話をしだしから、また思い出させることになったじゃない!!!!せめて”あの日”までには忘れたかっ…」 母は急に言葉を止めた。 母はいつも、話している時に大体”あの日”と言う言葉を口にするが、その度に言葉を止める。私は勇気が出せなくて聞けなかったけれど、今は絶対に聞けるチャンスだと思い、聞いてみた。 「ねえ、いつも言ってるけどさ、”あの日”って何?」 母は私に怒り混じりに言った。 「…命日…のことよ」 「え…お母さんの…命日…?え…死ぬ日ってことでしょ!?いつ死ぬの!?」 母は私の言葉を無視して、話を続けた。 「あんたのおばあちゃんのお母さん、曾祖母(ひいばば)が、特殊な能力を持っていたの。その能力は…自分の命日がわかる能力。簡単に言えば、自分がいつ死ぬのかわかる能力よ。それからずっと、曾祖母の代からその能力を受け継ぎ始めたの。それで…私もその能力を持ってるってわけ。だからきっとあんたも…海緒もその能力を持っているはずよ。」 私はその言葉を聞いて、全ての点があった気がした。まるで、パズルの最後の一枚が合わさったような…。
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