2話~暗殺者の訓練~

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2話~暗殺者の訓練~

朝一から、暗殺者が指定したところに行きたかったが、 まだ俺は義務教育中なのでそれは無理だ。 今日は月曜、学校は3時下校だ。 俺は急いで家に帰った 「母さん、ただいまっ」 「おかえりぃ」 そしてダッシュで地図の場所まで走った 建物はきれいに作られてる、大きい建物だった 入り口には簡単に入れた。 …だけど中は、すごい、コンクリート固めの場所だった 「おぉ少年。来たか」 「暗殺者さん。こんにちは」 「暗殺者さん…ん…まだ名前教えてなかったか…我は東雲りう…改めてよろしくな、少年」 「…りうさん…?…てか、俺は少年じゃないし…」 「少年…あぁ、桐流くんか。よろしくね、桐流くん。」 ………… 「よろしくおねがいします」 「そうそう。桐流くんに教える係…師匠は我だから」 目が笑ってない笑顔で言われた 「…厳しくしないでください…」 「…あれ?ちゆちゃんの真相知りたくないの?我的には早く教えたいんだけど」 にまっと少し黒い怖い笑顔を浮かべて、聞いてきた 「…頑張ります。厳しくても頑張ります」 「じゃあ早速、今日から訓練しようか」 「はいっ」 「まず…何からやりたい?」 なんか、人任せなのやめてくれません!?まだ何も知らないんですけどっ 「…何も知らないか…じゃあまず、射撃の訓練にしようか」 「射撃…?」 「そう。射撃。練習はゴムのエアガンで行うが、速度は同じだから、当たるとゴム弾でも痛いぞ。結構」 「……痛い…」 「おっ、桐流くんは痛いのが苦手なんだ、一昨日は殺し屋に向かって突っ走ってたのに」 「…あの時は体が勝手に動いてっ」 「でも、我の弟子になったからには勝手に突っ走るのは禁止だぞ」 「……………はぁい…」 「絶対だからな」 絶対……… 「…できるように心がけます」 「よしっじゃあ始めるか。あっちなみに怪我したら、きれいさっぱり直してくれる、人がいるから大丈夫だよ」 「きれいさっぱり…?」 「そうそう。致死量の毒を飲んでも、瀕死でも、脳死でも、何なら死んで1分とかだったら」 もうそれ常人のやることではないよね… 「じゃあ、練習場所に行こうか」 「…頑張ります」 俺の心配そうな返事が、コンクリート固めの室内に響いた。 「じゃあこれエアガンね」 そう言って手渡されたものは、ずっしり思い、鉄製の銃だった。 「…おもい…」 「あ、それね、慣れないとだよ。一人前になったら、現場に行って拳銃もって走るんだから」 「……」 「がんばれ~」 …りうさん、なんかノリが軽くなってるような…というか適当になった? 「……桐流くん。余計なことは思わないほうが身のためだよ」 何かを見透かしたようにりうさんがいってきた」 「わかりました」 「よしっ!いい返事だ。じゃあ早速実際にエアガン撃ってみようか」 ちょっと待って!?銃の使い方わからないから! 「どうやって使うんですか?」 「あ、弾はもう入ってるから、引き金を引いて。あっ!練習だから人に向けて撃たないでね!」 そもそも撃たないから!! パンッ 壁に当たった 「おっ。僕の最初の時よりうまいねぇ、桐流くん」 「ありがとうございます」 てか…一人称変わってる…? 「あ、一人称、これが素だから。あれは、まぁ…仕事用?だから」 「…そうですか…」 「ていうかさ、桐流くん、時間大丈夫?今、5時だし、ケータイさっきからなりっぱなしだよ」 「えっ」 スマホなってるのに…気づかなかった… しかも5時… 「今日、もう帰る?」 「はいっ母さんたち心配してるし…」 「じゃあまた来て。週3日だよ」 「はいっ」 俺は頑張んないといけないから
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