さよならの向こう側

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遙か昔、まだ地球が青かった頃。 大地は緑色をして、色んな動植物と共存していたという。 しかし、文明が豊かになるにつれて自然は少しずつ蝕まれていった。 やがて大地は減少して水の惑星へと変わった。 気候も常に水蒸気に覆われた空に地上は常に80度の温度を保っていて生物は生きていけない環境に変わったのだ。 そのころ、人類は選ばれた者たちのみ宇宙へ逃げ生き延びていた。 もう何世代になるか分からない。 祖先が宇宙粒子の解明をして宇宙艦移住を大きく推し進めたのだ。その開発期間は1500年。昔の人は未来のために作り続けた方舟。 そして太陽系を離れ、地球から10光年先まで進んでいる。 新天地を探して。
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