本編

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それから俺は まともにカラダを拭く間もなく、 岩瀬によってベッドに押し倒された。 「やめろ‥‥ッ!」 抵抗も虚しく、数分の格闘の末、 あっさり岩瀬に貫かれてしまい、 俺は意志に反して同級生とイトコの前で 喘ぎ声をあげた。 俺のカラダの隅々までを知り尽くす岩瀬。 最奥まで陵辱され、イキ狂った。 岩瀬が吐精したコンドームを外し、 すぐ付け替えると再び俺を犯し始めた。 「佐橋、宮嶋、川瀬。突っ立ってないで、 準備しろよ。早くしないとガバガバに しちゃうぞ?」 汗を拭い、爽やかな笑顔を見せる岩瀬に 応えたのは、意外にも川瀬だった。 「僕、次に挿れたいです」 服を脱ぎ、迷わずトランクスも脱いだ川瀬は 喘ぎ散らかす俺と目を合わせ、小さく頷くと そそり立つ自分のモノを俺の顔の前に晒し、 「舐めて。葵」 と微笑んだ。 誰がお前のなんか。 さっきまでの俺ならたぶんそう断った。 でも快楽に溺れた俺の判断力は 著しく低下していて、 瞬時に口の中に唾液を溜めると 川瀬のを迎え入れた。 じゅぷっ、じゅぷ、ぶじゅっ、 下品な音を立てて川瀬のをしゃぶりながら 岩瀬に揺らされていると、 その勢いに圧倒されたのか佐橋と宮嶋は 顔を見合わせ、ぎこちなく笑っている。 「俺らはいい、かな?」 「そうだね」 そしてその場から、静かに立ち去った。
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