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「そういうのも順序だてて紹介するつもりだったのに、お前のせいで台無しだぞ!」
「はははっ。俺のおかげで夏美が了承してくれたんだから、これくらいのことで怒るなって」
雄一が達也の前を歩いて玄関に入っていく。
「おじゃましまぁす」
「まぁ上がれよ」
「だーかーら! ここは雄一の家じゃねぇだろ!」
前を歩く雄一の後頭部にツッコミが入る。
階段が現れてふたりは2階へと移動した。
「夏美、達也が来たぞ」
「ちょっと待って。ドアの前で雄一の自己紹介を取りたいんだ」
「俺の? そんなの適当でいいだろ」
「ダメだっつーの! 俺は本格的なドキュメンタリーが撮りたいんだから」
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