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5.
そして7年が過ぎ「雨が上がり」水が引きはじめ地面が現れた。
太陽が照りつけ地面が乾き始めた。
すると人々の代わりに水分を蓄えた巨大な物体が地面から湧き出てきた。
「ゾンビ?」
それはゾンビでは無く巨大化した蝉の幼虫であった。
巨大化した蝉の幼虫は生き埋めになった人々の死体を栄養として蓄え幼虫での歳月が過ぎ地上に蘇りやがて蝉である成虫となった。
人々の屍は蝉となり蘇り、人類は消滅したのだ。
地上に上がった蝉の寿命は1週間から数週間であり短命で人類の醜い争いもエゴも欲も無い世界となり地球環境を阻害しない世界に…
そう…
新しい世界の幕開となった。
終
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