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神社に行きお賽銭を入れて二礼二拍手一礼、 そしてベンチに座り、あの日のことをまた思い出す。 彼女とここでワルツを踊った次の日雨が上がった、不思議と驚きはしなかった。薄々わかっていたのかもしれない、雨が止むことを。 そして僕も随分と有名になった、先生も鼻が高いだろう。 「 ホントに神様だったのか?」 あの日がなければ僕は完全にワルツをやめていた、だから毎年ここに来て感謝と近況報告をしている、神様に近況報告しているのは僕くらいだろう。 ただもう相談は受けたくはないな
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