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僕はいつもチロルと一緒に寝ていました。
なので、ニンゲンのチロルも当たり前のように、
僕の布団に入ってきます。
いつもは僕の腕の中におさまるサイズなのに、
今は逆に、僕がチロルの腕の中に
おさまってしまいました。
ニンゲンになったチロルは大きすぎて、
ベッドがとても狭いです。
でも、変わらずチロルはとてもあったかくて、
安心して僕は眠りました。
朝になり、僕は今まで感じたことのない
圧迫感で目が覚めました。
「康太、起きろ」
チロルが、上に乗っかっていたのです。
「チロル、重いよ......」
半分裸の男の人が、僕の上に乗っているのは
やっぱりおかしな光景です。
でも、ワンワン!
以外の声で起きるのは新鮮で、
少し面白いな、と僕は思ってしまいました。
太陽の光が眩しい、そんな朝でした。
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