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偽性格
「花菜!朝だよ。」
「ん〜。わかったよお母さん。」
「本当に朝強いね。流石私の子。」
「フフッ、でしょ〜?」
今日もそうやってイイ子な
フリをする。
誰も気づかない。本当の性格。
それは私を含めての話。
「おっはよ〜!花菜!」
「おはー!今日も元気だね〜。」
「花菜には負けるよ。」
と笑いながら言う。
そこから私の後を追いかけてくる。
リーダーシップのある子。
みんなを引っ張っていく先生たちからすれば仕事や厄介事を増やさない
楽な生徒。
「花菜さん、また今度遊び行きましょう?」
「もちろんですわ!楽しみにしていますね。」
いいところのお嬢様。
相手からすればそう見れるかも
しれないが、本当は、相手に失礼が
ないように口調や仕草をあわせている
一般人。
これは私しか知らない。
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