偽性格

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「花菜〜!一緒に行こ?」 「あー、うん!」 1日が過ぎるのが遅い…と思ったら 急に翌日になってる気がする。 最近なんかオカシイ…。 「花菜なんか体調わるい?元気ない。」 ほらやっぱ…気づかれてるよ。 この子の前では元気っ子…だっけな。 「んーん!ちょっ〜と珍しく勉強の 事考えてたの。」 「へー?明日は世界滅びんのかね。」 胸がズキッと傷んだ。 「かもね〜。そしたら俺がお前を助けるぜ…ドヤ!みたいな〜?」 「ちょっと〜何いってんの?」 ハハッ…と笑い合う。 本当は私、真面目ってよく言われて たんだっけな…? 憶えてないや。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「出席取るぞ〜」 「河合」 「はい!」 「荒谷」 「はーい!」 「二ノ瀬」 「はいー!」 ……… 「西宮」 「…。」 「西宮?」 「あっ……!!はい!」 「大丈夫かー?元気ないぞ?」 「大丈夫ですよ!ちょっと考え事 してただけなんで!」 「そうか。」 危ない…優等生は きっとこんなヘマしない…。 気をつけないと…。 残念がられてしまう。
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