🐕️初出勤🐕️

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社長 東雲 風吹(しののめふぶき) 「前の秘書が、全部やってくれたんで 簡単に説明するけど… このパソコン、2台とも ケーブルでつながってるのは気づいたと思うが この2台は、常に共有状態にあって… 社員達が作ったアプリを、テストして 採用か不採用か、書類にまとめるんだ そんで、社内メールで それぞれの社員達に、一斉返信するってわけ。 ほら、テストしないで… 利用者に、アプリをダウンロードして もらうわけいかないだろ? それで、俺を経由するんだ。 発想力がある社員達を評価したり 発想力が無い社員達を 育成したりもしないといけないんだけど… これが、めんどくさいんだよなあ…」 こんな人が、よく社長になれたわね… 人を利用するのが、よっぽどうまいのかしら。 私 如月 由利亜(きさらぎゆりあ) 「大丈夫です!一緒に頑張りましょう!」 あ、社長の眉間にシワがよってる… 社長 東雲 風吹(しののめふぶき) 「だから、めんどくさいっつってんだろ? 俺、社長なんだからさ… 今日から出勤で悪いけど ぜーんぶやってもらいたいんだよね。」 なるほど、丸投げしてくるわけか… 私 如月 由利亜(きさらぎゆりあ) 「お言葉ですが、社長… 秘書は、社長の仕事を サポートするのが勤めなんです。 社長がするべき仕事まで 丸投げしてくるのは、どうかと思いますが?」 社長の眉が、ピクッと反応した。
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