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爆音の中エイリアンを撃ちまくる。
気配で分かる…糸川くん、私の事見てる。めっちゃ見てる。エイリアン撃ちながら。
最終ステージが終わりランクが表示された。
安定のB…。糸川くんはA…何でよ⁈
「ははは…またBだ」
「もう一回行く」
糸川くんは私の手を掴んで大股で入口に向かった。
再び宇宙船に押し込まれる。
「次はA取れると思う」
「はい?」
「湖々のクセ、分かった」
「え、クセ?」
「銃、持ってみな」
「あ、うん」
「撃つ瞬間にさ、ちょっと銃口下がってんだよ」
そう言って私の上に手を重ねてきた。
「え」
「こう固定して、押し込み過ぎない様に…」
「…」
どうしよう、ドキドキする。
「ボサっとすんな。構えろ‼︎」
「は、はいッ」
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