エピローグ

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「それが真子の答えってとらえていい?」 「え?」 「真子、お前には責任がある」 「……責任?」 「バスケ一筋だった俺に、恋を教えた責任。だから、真子の残りの人生で責任とって?」 「っ」 「……仕方ないな。返事は今しなくていいよ。ただ、早めにお願い。でないと困るのは真子だから」 「わ、私?」 小さく 笑みをこぼしながら 私の耳元で ある言葉を囁いた京輔くん。 "俺、子供は最低2人以上って決めてるから" そんな 言葉を聞いた瞬間 ボッと火がついたように 私の顔はみるみるうちに赤くなる。 .
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