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「な?」
「ば、ばかっ!!」
漠然とした
イメージしかなかった将来が
京輔くんの言葉ひとつで私の中で
ぼんやりとしていた将来図のイメージが見えた気がした。
「ってことで、早めによろしくな?」
ポンポンっと
私の頭を撫でた京輔くんは
色々と
キャパオーバーで
ボー然と立ち尽くす
私の頭を優しく撫で歩みを進める。
「ま、待ってよ、京輔くん!」
「……待つよ、いつまでも。真子がそう思ってくれるまで、いつまでも、な」
恋が下手な私と
優しすぎて不器用なキミとの恋。
私たちの恋のゴールは
すぐ目の前まで来ている、そんな気がした。
終
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