恋に気づく

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少し寝たみたいだった。 みんなお風呂から帰ってきていた。 「ももち大丈夫?」 隣のベッドに横たわった瑠奈がつぶやく。 「うん。生理だいぶよくなったみたい」 「そっか、よかった」 畳組の5人は布団を敷き始めていた。 「私、ももちと友達になれてよかったよ」 「え、いきなりどうした!?」 「だって宝塚ファンな私を受け入れてくれたんだもん」 「ああ、そっか」 瑠奈は今どきの学生としては珍しく宝塚が好きな子だった。 「ちぎちゃんの話も聞いてくれるし」 「早霧せいなさんのことね」 「本名も覚えてくれてるね」 瑠奈は苦笑した。 「木曽ちゃんもほのちゃんも貴重な友達だし」 「だね!」 そこで睡魔が襲ってきた。 「おやすみ、瑠奈」 「おやすみ、ももち」 今日は色々なことがあった日だった。
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