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咄嗟に逃げようとしたヴィエラの足を、オズウェルはぐっと掴んだ。
蜜口にあてがわれている昂りが、敏感になっているヴィエラの花びらをなぞる。
「ひぅ……っ」
たったそれだけなのに、歓喜に近い何かと本能的な恐怖が膨れ上がって、ヴィエラは肩を震わせた。
「オズウェル……怖い……っ」
「怖くない。ただ、お前を女にするだけだ」
涙を零しながら訴えるヴィエラを落ち着かせるように、オズウェルは静かな口調で言った。
だが、言葉から艶めいたものを感じて、ヴィエラの背にぞくりとしたものが走る。
「私だけの、女に……なってくれ」
オズウェルはそう言うと、ぐっと腰を進めた。
蜜でぐちょぐちょに濡れたヴィエラの花びらの中へ、オズウェルの膨れ上がった欲望が侵入してくる。
「ぁっ、や、あぁあ……っ!」
初めて男の人を受け入れる強い違和感に、ヴィエラは白い喉を逸らした。
指なんかでは比べ物にならない。
熱くて、太くて……体の内側から圧迫されるようだ。
「……く……っ、ヴィエラ……っ、悪いが少し我慢してくれ……っ」
オズウェルが掠れた声で言いながら、少しだけ顔を歪める。
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