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「なぁーんで仕事中にスマホ弄っていたのぉ!!? スマホ弄っていいと思ってるの君はぁああ!!!?」
「いいえ、ダメです。完全に私が悪いです。申し訳ありませんでした」
さらに頭を深く下げる。
「おっ、おおぅ……」
係長は萎んだ風船のように静かになり、自分のデスクに戻っていった。
「お前すげーな」
同期が感心していた。表情を変えずにぺこりと会釈をし、それからキーボードをたたき始める。
うん、もう何も感じないな。
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