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『反乱分子の排除。それが私たちに与えられた勅令なの。我ら王国に楯突くものはこの世に必要ないわ。例えそれが王家の血筋だったとしてもね』
『━━━━━━━━━━━━━━━』
『ガルド。何故私を選ばなかったの?今なら貴方だけでも救えるわ』
『━━━━━━━』
『そう。最後まで貴方は過ちを認めないのね。その選択でこの世界に齎す影響がどうなるか分かっていないようね』
『━━━』
『愛してるわガルム。貴方は私の中で永遠に行きつづけるの。さようなら』
その日、クトゥ村は燃え盛る炎に呑まれて跡形もなく壊滅した。
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