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「……気にする事無いですって!それに、貴方のミスが無くても、アイツらは、あのままだったと思いますし……」
ノア達の顔が浮かぶ。
今までの日々は全部、
演じられたものなのだと自分の中で
そう言い聞かせる。
『……アイツらとは、外れスキルと仰ったお方ですか?』
「ええ、まあ。そうですよ……」
今まで、本当に楽しかったのに……。
でも、これが現実だ。
受け入れるしかない。
『知恵もないのに、よく言えたものですね。いつかきっと、その方達は後悔しますよ』
アステカのその言葉を聞いて、
佑樹はある事を決断する。
「……後悔、させてやりますよ……」
佑樹を騙した彼らを。
【デバフ特化】を外れスキル扱いした
彼らを。
「俺が、盛大な「ざまぁ」を喰らわして
やる……!」
佑樹の言葉の後、強烈な風が吹き始める。
佑樹の言葉に反応したかのように。
『少々、長話が過ぎたようですね。
今から、貴方に【デバフ特化】の本当の力を与えます』
アステカの言葉の後、
足元に魔方陣が現れる。
白色に輝き、
佑樹を覆うようにして、
光が上に向かって伸びている。
白色は赤色に。赤色は水色に。
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