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水色は紫色に。紫色は金色に。
そして最後に、光が消えて、
足元の魔方陣が縮小する。
佑樹の手の甲に、
野球ボールくらいの大きさの、
魔方陣が黒色で刻まれていく。
痛みは無く、
ただ力が溢れ出てくる感覚だ。
「凄い………」
特殊な演出を見て、
佑樹が思わず、声を上げる。
『これで完全に【デバフ特化】のスキルを送りました。後は、貴方の人生です。お好きなように、異世界ライフを楽しんでくださいね、水野佑樹さん……』
アステカの声はそこで切れ、
静かな森林の中心で、
佑樹は立ち尽くしていた。
冒険者ギルドにて────。
「スライム十匹分の魔石ですね。確かに受け取りました。報酬はあちらのカウンターでお受け取りください」
スライム十匹分の魔石を鑑定士に渡し、
報酬の銅貨五枚を受け取りに、
カウンターへ向かう。
「はい、銅貨五枚です。お疲れ様でした!」
元気な声と共に、銅貨五枚が机の上に
置かれる。
「ありがとうございます」
銅貨を一枚一枚拾い上げ、
ポケットに仕舞う。
「あ、ちょっと待って──」
「はい?」
とりあえず、
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