1人が本棚に入れています
本棚に追加
休憩したい
「キョウマお兄ちゃん。ワタシ、疲れた〜!!」
ナナミちゃんが言う。
「………あと、少しだ。我慢してくれ」
キョウマがつぶやく。
「や〜だ〜!!疲れた!!!!」
はぁ( ´Д`)=3
キョウマは、ため息をこぼす。
「おチビちゃん。もう少し頑張ってくれ」
キョウマが言うと、ナオと、ヨウコ先生が、キョウマを説得する。
「キョウマ君?私達、この3日間、疲弊してるんだよ?サイクロプスとワーム達で、もう、疲れたわ」
「そうね~。何処かで休憩しましょうよ~?」
俺たちは、疲弊している。
俺も、キョウマに頼む。
「キョウマ。俺たちには、休息が必要だ。見ろよ。もう、歩き疲れているんだ。どこかで、休息しよう」
俺の意見、頼み事に断れない、キョウマは、うむ、と考え、発言した。
「………ここは、町の真ん中辺りだ。だが、15人、休憩出来る建物あるかな?空き家は、駄目だな。今は、ワーム達が、サイクロプスと戦っているが、はぐれワームもいると思う。かといって、ビルに入れば、囲まれた時、逃げられない。さて、どうするか……」
キョウマが、考えている。
キョウマには、悪いが、その頭脳に頼る。
ミサトさんが、提案する。
「ねぇ?この先、温泉施設があるんだけど、そこならどうかな?」
キョウマは、ミサトさんを見て、答える。
「うむ?温泉施設?なんだそれは?」
知らないらしい。
「………キョウマ。もう少し、この町に興味持てよ?」
「いや、興味無かったから。しかし、温泉か。聞くが、そこは、源泉かい?それとも、人工か?」
何人かの生徒が、答えた。
「そこは、源泉だよー!!」
「お前、本当に知らないのか?有名だぞ?」
キョウマは、みなの意見を聞き、答えた。
「そこにしよう。そこなら、大丈夫だ。みなの話しを聞き、仮説が正しいなら、ワーム達はいないだろう」
仮説?
みな、キョウマの意見に、はてなマークが出た。
「ほら、行こう」
最初のコメントを投稿しよう!