★妻の視点

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★妻の視点

(最近つまんないなぁ〜。 ヒロトくんは全然連絡くれないし、村田さんとは刺激が足りないんだよね…。 堀さんは私の都合に合わせてくれるからまあまあ好きだけど、ちょっと物足りない。 でも、この間の電話で会う約束しちゃった。 あーあ、なんかドキドキしないなぁ、寂しいなぁ。 新しい人探そっ。) サヤカは恋愛体質で、常にドキドキしていたいのだ。 もう夫にはトキメキなどなく、新しい彼氏を見つけたいと思っていた。 決してセフレを作るのが目的なのではない。 が、端から見れば男漁りをしてセフレを大量生産しているようにしか見えない。 ちなみに、ヒロトは個人で飲食店を経営しているイケメンだ。ハッキリとした目鼻立ちという外見がタイプだったので2回目に会った時に関係を持った。 相性も良かったのでサヤカ的には彼氏にしたかったが、ヒロトも既婚者子持ちのようで、かつ、他にも女性の影がみえた。 村田はサヤカのことを褒めて尽くしてくれるので、会うと良い気分になった。 ただ、中肉中背の凡庸な外見がタイプではなく、関係は持っているもの、デートも行為も平凡そのもの。暇な時の遊び相手という感じだ。 堀は3人の中では新しい方で、お互いまだ詳しい素性は知らず、ただ、連絡はこまめにしており、デートも3回していた。 外見は村田よりもマシだがヒロト以下ではあったものの、3回目のデートの際、体の関係を持ってはいた。 相性に関しても村田以上ヒロト以下という感じだったので、本気にはなれそうになかった。 だが、堀はコスプレで行為をしたいという性癖があり、サヤカもコスプレするのが好きだったのもあり、そこだけ盛り上がるポイントだった。 ------------------------------------------------ サヤカはマッチングアプリやSNSを見て、次会う相手を選んでいた。 (この間会った人はオドオドした変な人だったからブロックしとこ。 あ、この人いいかも。) そう思いながら連絡を取り始めるのだった。
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