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幸せな日々
僕はエンジニアとして働いて11年目。
今年33歳になる、五島タケルという。
可愛くて守ってあげたくなるような女性で、
華奢で家族思いな妻、五島サヤカ(29歳)と、
3歳の娘の五島モモがいる。
サヤカは都内で事務のパートをしており、
娘は保育園に通わせている。
どこにでもいるような家族だが、
自分にとっては勿体ないほど愛らしくて、
大好きな家族だ。
妻とは、僕が大学を卒業してから社会人になり6年目の時に、マッチングアプリで出会い、一目で僕の心は射止められてしまった。
僕のアプローチは拙かっただろうけど、妻に気持ちが伝わり、2年後には子供ができたこともあり、結婚した。
付き合うまでも付き合ってからも、子供ができたと判明したときも、それなりに紆余曲折あった。
だが、今ではこうして娘にも恵まれたこともあり、幸せを感じつつ、結婚して良かったと思える日々だ。
「タケルくん、なんで物思いに耽っているの?」
サヤカはタケルの顔を見つめながら言う。
「ん?幸せだなぁって思って。」
笑顔で僕は言う。
「ふふ、変なタケルくん。」
妻も笑顔になった。
こんな日々がずっと続けばいいのに…。
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