0人が本棚に入れています
本棚に追加
/1ページ
ある日、私は魔法のランプを手に入れた。
ランプをこすると魔人が出てきて、私に尋ねてきた。
「願いを言え。どんな願いでも三つかなえてやろう」
まず私は大金持ちになりたいと願った。
次に私は不老不死になりたいと願った。
そこで私は満足して、あと一回はとっておくことにした。
そして長い時間が流れた。
最初は幸せな毎日だった。
だが、どうしてもあと一回の願い事が頭の中によぎる。
あと一回。
あと一回。
あと一回の願いをどうするか。
いつしか、それだけを考えるようになった。
もう何も手がつかない。
考えに考えに考えた末、私は魔人に願いを言った。
「あと一回の願いを、どんな内容にすれば良いか教えてくれ」
最初のコメントを投稿しよう!