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伊坂幸太郎 7/30追記
まだまだ語りたい、個人的レジェンドのお話。こちらのエッセイでも一番反響が良かったので。
これはきっとよほどの伊坂ファンでないと、読んだ事がないかも。
殺し屋シリーズのひとつである『マリアビートル』刊行前に書かれた短編。ここで登場するのは復讐屋を名乗る、昴という人物。
とある少年(今でいうサイコパス気質のあるキャラクター)の前に「俺は『復讐屋』だ。君に復讐しないといけない」と言い、現れた昴。彼はハンムラビ法典という、過剰報復禁止の話をし、対し少年は、復讐屋って何だよ、と、昴に説明を求める。そしてそれを聞いた復讐屋のとった行動とは……。
サイコパス、という性質のあるキャラクターですから、当然過去に何らかの悪行を働いている。影ではお金を払えば何でもやる、という物騒なお知り合いもいたり。そんな様々な要素が絡み合い、ラストにはこれぞ作者の好きな伊坂幸太郎! という気持ち良いラストが待っています。
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