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花火大会のアレは僕の勘違いじゃなかった?
何だか顔が熱くなってきた。少し熱が出てきたようだ。ドキドキ。動悸がだんだんと激しくなる。これは熱中症なのだろうか?
河合さんの後ろ姿を見ていると、頭の中に河合さんの目を閉じた顔が浮かぶ。
「山井くん」
誰かが僕の名前を呼び、肩を揺らす。
「山井くんってば!」
「わっ、何?」
いつの間にか河合さんが僕のほうを向いていた。
「どうしたの? ボーッとして」
「河合さん…」
山井は禁断のチュウ毒症状が現れてきた。これは熱中症どころか世にも恐ろしい不治の病である。ああ〜っ、届けたい、山井のその後の話…。
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