第二話 ポチ

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 ダカラ、ミンナ死ンダ。  ぶるっと肩を震わせる。もしかして、私は死後に地獄に落ちるのかもしれない。でも、一生あの家で兄の奴隷として生きるよりは、全然いい。後悔なんてない。 「みっちゃん……は、3D酔いはしませんか?」 「あ、うん」  ポチがゲームを手に持ってこちらをのぞき込んでいた。というか、そのゲームって 「うわ! それ懐かしいなー。小学生の頃よくやったなぁー」 「はわわ! ほんとですか? じゃあこれにしましょう」  コントローラーを渡されて、一緒に並んでソファーに座った。ポチは素足でソファーの上に片胡坐をかいて、膝の上にコントローラーを乗せていた。変な座り方。  クラシック音楽が流れてきて、テレビ画面を見る。色とりどりの奇妙なラディッシュのような生き物がワラワラと出てきた。そうそうこれこれ! しばらくすると、タイトル名が表示されて、
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