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「あのっ! 今日は僕と一緒に遊んでいただいてありがとうございます!」
背面に花が咲いているような満面の笑顔でポチは微笑んだ。
「い、いや別に大したことじゃないし……」
純度百%のキラキラスマイルを直視するには照れくさくて、テーブルの上に置いてあるゲームのパッケージに目をそらした。
「あ、この犬オッ〇ンって言うんだ」
「え?」
「ん?」
なんかポチが食いついた。吃驚した顔をして。
「あの、それ読めるんですか!?」
「……まぁ、読めるけど」
馬鹿にしてるのかな? 母国語ぞ。
「そのパッケージに書いてある文章読んでくれませんか?」
「……? 別にいいけど」
そんなに読む場所ないけど。
「僕、文字読めなくて」
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