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「だから、その……みっちゃんと、仲良くしたい……です。その、もしよかったらでいいんですけど……」
「うん」
こちらに差し出されたポチの手は私より少し大きくて、指が長くて骨ばってて男の人の手だった。握ると、じんわりと温かかった。
「みっちゃんは、また明日も僕と遊んでくれますか?」
子供みたいな無邪気な顔だった。
「うん。いいよ、明日も、明後日も遊ぼう」
だってたぶん、他に仕事ないと思うし。イケメン(ただしショタムーブする成人男性である)とゲームするだけでおちんぎんがもらえるなんて、むしろラッキーじゃない?
ぱぁあ! とポチは顔を輝かせた。『散歩行こ!』って言われたときの犬みたいだった。
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