第三話 初仕事

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 第三話 初仕事

 突然大きなサイレンが鳴りだして、吃驚して心臓が跳ねた。 「すみません、仕事です」  ポチは立ち上がると、部屋を出て行った。  まだサイレンはけたたましく鳴り響いており、うるせーと思いながらテレビを消してゲームソフトを抜いてパッケージに戻すころ、部屋に誰かが入って来た。 「いたいた! みっちゃーん!」 「部長」  探したんやでー、とニヤケ笑いを浮かべながら、こちらに駆け寄って来た。 「えっと、何の用でしょう?」 「仕事や」
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